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自動車用ディーゼルエンジンオイル「DH-2F」、「DL-0」の新カテゴリ−追加と運用マニュアル改正について

(公社)自動車技術会(以下、自技会)は、3月17日付でディーゼルエンジンオイルの品質に関する規格を改正し、大型車用エンジンオイル「DH-2F」および、乗用車クラス用エンジンオイル「DL-0」の2つのカテゴリ−を追加した。(JASO注1 M355:2017 自動車用ディーゼル機関潤滑油)
「DH-2F」は従来の「DH-2」の要求品質に省燃費性能要件を付与したカテゴリ−であり、「DL-0」は乗用車クラス用エンジンオイル「DL-1」に加えて、API注2 CF-4相当品質を有するカテゴリ−である。
この規格改正にともない、(一社)日本自動車工業会(以下、自工会)、石油連盟等で構成するJASOエンジンオイル規格普及促進協議会注3(以下、協議会)は、今般、同規格の運用マニュアルを改正した。(JASO M355:2017 自動車用ディーゼル機関潤滑油の運用マニュアル)

「DH-2F」規格化の経緯
日本国内では2015年度燃費基準が制定され、さらに次期燃費基準が検討されている。大型車においても車両全体の省燃費化だけでなく、省燃費ディーゼルエンジンオイルの開発が各社にて進められている。今回自工会の要望に基づき、自技会はエンジン試験による大型車用省燃費エンジンオイルの試験法を世界に先駆けて開発、規格制定した(JASO M362:2017)。本試験法の特徴は、大型車の幅広い使用条件を考慮して、新油だけでなく車両稼働中を想定した使用油の燃費性能をエンジン試験により取得後、車両走行を模擬したシミュレーション計算でエンジンオイルの省燃費性能を算出することである。この試験法を使って、従来の「DH-2」の要求品質に省燃費性能要件を付与した「DH-2F」が追加された。

「DL-0」規格化の経緯
東南アジア等、Euro 4以下の排出ガス規制が適用されている地域では、APIサービスカテゴリ−CF-4のエンジンオイルが乗用車ディーゼル用として広く使われてきた。しかしながら、APIサービスカテゴリ−の改廃によりCF-4の認証取得は2008年に終了している。これらの市場では、依然としてCF-4に相当する性能・品質レベルのエンジンオイルニーズがあるとの自工会要望に基づき、CF-4に替わる規格として「DL-0」が追加された。

運用マニュアルの改正
今回の改正により、従来の対象カテゴリ−「DH-1」、「DH-2」、「DL-1」に加えて「DH-2F」、「DL-0」が追加された。主な変更点は、ひとつのオイル種を複数カテゴリ−に届け出ることを想定した届出方法、表示方法等である。
運用マニュアル本文は、(一社)潤滑油協会のホームページ(http://www.jalos.or.jp/index.html)に掲載する。

注1:JASO:Japan Automobile Standard Organization.日本自動車規格。自技会が定める自動車規格。
注2:API:American Petroleum Institute 米国石油協会。
注3:JASOエンジンオイル規格普及促進協議会: 日本の自動車用エンジン油にかかわる各種業界団体および学術団体等が、JASOエンジンオイル規格の国内外での適正な普及を図るために設立した協議体。

英語版はこちらをご参照下さい。

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