2019年版 日本の自動車工業
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次世代自動車の普及次世代自動車(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車、クリーンディーゼル乗用車など)は、政府による補助金や優遇税制などの普及促進策が開始された2009年以降、新車の販売台数が増加しています。新車販売台数(乗用車)に占める次世代自動車の割合は、自動車メーカー各社による車種展開もあり、毎年増え続けて2018年は約38%になっています。自動車メーカーは更なる普及に向けて、解決すべき多くの課題に積極的に取り組んでいますが、今後、次世代自動車が大量に普及していくためには、補助金や優遇税制、燃料供給インフラの整備など政府による普及促進策が必要です。自動車生産工場におけるCO2排出量削減日本自動車工業会および日本自動車車体工業会会員各社は、電力・燃料等のエネルギー使用量の低減、およびそれに伴うCO2の排出量抑制に積極的に取り組んでいます。2017年度のCO2排出実績は、665万トン-CO2と前年に対し11万トン減少しました。2016年度に目標値を見直し、2020年度は1990年度比35%削減(目標値:643万トン)、2030年度は1990年度比38%削減(目標値:616万トン)を設定し、更なるCO2削減に取り組んでいきます。● 自動車製造工程からのCO2排出量推移排出量(単位:万トン-CO2)排出原単位(単位:万トン-CO2/生産金額)日本自動車工業会調1,1001,00090080070060050060504030201001990年度99054.420080910111213141516172020(目標)2030(目標)67035.458737.661437.165038.773641.774738.371635.866632.367632.866530.8643616環境対策次世代自動車・工場CO2排出日本自動車工業会調日本自動車工業会調単位:台プラグインハイブリッド車電気自動車燃料電池車クリーンディーゼル乗用車計ハイブリッド車年5010152025303540452008年09101112131415161718● 次世代自動車(乗用車)の国内販売台数の推移● 新車販売台数(乗用車)に占める  次世代自動車の割合108,518347,999481,221451,308887,863921,0451,058,4021,074,9261,275,5601,385,3431,431,9800001510,96814,12216,17814,1889,39036,00423,23001,0782,44212,60713,46914,75616,11010,46715,29918,09226,53300000074111,05484961204,3648,9278,79740,20175,43078,822153,768143,468154,803176,725108,518353,441492,590472,727952,5011,025,3531,169,5191,253,7601,444,7711,595,0911,659,080200820092010201120122013201420152016201720182.624.929.734.836.437.89.011.713.420.822.5単位:%32

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