2019年版 日本の自動車工業
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● 自動車の設計から使用済までの3R(リデュース・リユース・リサイクル)の関連する法律と取り組み例20183,378,9952,935,9362,764,4273,546,86820173,304,9422,861,8582,639,2703,197,796年度使用済自動車引取台数法定3品目処理状況(1)リデュース配慮設計を行うべき製品として自動車を含め19品を指定。 (2)リユース・リサイクル配慮設計を行うべき製品として自動車を含め23品を指定。(1)取り外し回収と車上作動処理を含む。 (2)非認定全部利用を含まず。資料:自動車リサイクル促進センター、自動車再資源化協力機構、豊通リサイクル株式会社、ART資料:政府審議会資料資源有効利用促進法(3R法)製品設計副産物対策使用済車対策自動車リサイクル法【特定省資源業種】●自動車製造工程で発生する  特定副産物の発生抑制及び リサイクル ①金属くず ②鋳物廃砂●最終処分量*の進捗状況 1990年度(基準年度): 約35万t↓ 2017年度:300t 自工会目標: 2020年度1千t以下*金属くず、鋳物廃砂にその他の廃棄物を加えた廃棄物最終処分量の合計。【責務規定】●環境配慮設計への対応●以下の3品目の回収・ リサイクル ①フロン類 ②エアバッグ類 ③ASR注:自動車リサイクル法については、二輪  車は対象外。【指定省資源化製品】 (1)●軽量化・小型化●長寿命化●安全性等の配慮【指定再利用促進製品】 (2)●原材料等の工夫 (再生資源・再生可能資源の 活用促進)●易解体性の向上●分解のための材料工夫●処理に係る安全性確保●材料表示等情報提供リデュースリユースリサイクル● 使用済自動車・法定3品目の引取状況単位:台フロンエアバッグ (1)ASR (2)(シュレッダーダスト)実績2,972千台(2017年度)94%(2017年度)97.9~98.9%(2017年度)目標破壊85%2005年度: 30%2010年度: 50%2015年度: 70%3品目フロンエアバッグASR● 自動車メーカー等のリサイクル率実績リサイクルの促進と廃棄物の低減をめざして2005年1月より自動車リサイクル法が施行されました。同法では自動車メーカー、輸入業者にフロン、エアバッグ、ASR(シュレッダーダスト)の引取りとリサイクル・適正処理を義務づけています。ASRについては2015年度のリサイクル率目標値70%以上を達成し、これによりリサイクル率は法施行前の80%程度から95%以上にまで向上しました。また、同法は使用済自動車の引取りからリサイクルに至る工程を電子マニフェストで管理する世界初の仕組みを採用しています。3R(リデュース・リユース・リサイクル)の観点からは、自動車を設計する際に、軽量化や原材料の工夫等を図るとともに、製造工程で発生する特定副産物の発生抑制及びリサイクルに取り組んでいます。その結果、2017年度の最終処分量は300トンとなり、目標の「2020年度最終処分量1千トン以下」を既に達成していますが、引き続きこの取り組みを推進していきます。流通・サービス・消費環境対策リサイクル34

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