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●SCM、CRMの運用とEDI
EDIは、SCM(Supply Chain Management)を支える情報通信技術としても、欠かせないものとなっています。
企業の枠を超え、商品が消費者に届くまでの流れを電子化、ネットワーク化することによって、製造元から消費者までを通してマネジメントしていくものです。そのなかでEDIは、企業内はもとよりパートナー同士、つまりSCMで結ばれる企業間までもカバーする、情報の流れを支える生命線なのです。
また、企業対企業の取引(BtoB)におけるCRM(Customer Relationship Management)という点でも、受注システムにEDIが導入されれば、従来の電話やファックス、e-mailなどと並ぶ、新たな窓口が開かれることになります。そうなれば、あらゆる注文をカバーする統合的な受注受付体制が実現され、その結果として、大企業から中小企業まで幅広い顧客層への対応が可能になるのです。
ボーダーレス化する市場をつなぐ電子商取引と、企業間の情報交換を効率的に行うため、EDI標準化は必須のものとなりました。

図18●SCMによる情報と価値・サービスの流れ

■SCM(Supply Chain Management)とは
SCMは、関連するすべての部門・企業などが共通のデータベースを使用し、全体最適化をめざして販売機会損失や不良在庫などを一掃することです。各部門ごとの中で部分最適化を行ってきたのに対し、SCMでは各部門・グループ企業を含む全体最適化を図ります。例えば、車の製造から小売りまで10日かかるとすると、10台の在庫があることになります。このような在庫を効果的に制御しコスト節約をも可能とします。
個々の企業の取り組みとしては、企業間でのモノの流れを管理し、在庫の削減と供給から需要までの時間を短くすることを目的としますが、生産におけるJIT(Just In Time)のように、これを実現するには、物流網の整備や即納体制の確立なども含めた多くの企業の緊密な連携が必要です。
モノの流れをコントロールするのは情報の流れです。この情報の流れは、モノの流れとは逆に、需要から供給へと進んでいきます。
この情報の中心を担うのがEDIです。当初の機能は、伝票のペーパーレス化や受発注作業の削減で販売や物流、在庫などの一部の最適化でしたが、現在では、受注データを入力すると関係する全セクションが瞬時にデータを共有し、最適な調達、生産、配送へと動く仕組みを構築することが可能になりました。
部品・素材メーカーから自動車メーカーに至るまでのモノの流れをネットワークで統合し、生産や在庫・購買・販売・物流などの各情報をリアルタイムに交換し、経営効率を大幅に向上させることも可能です。

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