連載/バイクの楽しさ、素晴らしさとは
伝説のバイクから最新の製品まで
−二輪各社の歴史と想いがこもったミュージアム−(前編)
[Jamagazine編集室]
[第35回]
19世紀にドイツで誕生したオートバイの原型は、20世紀に入りさまざまに進展する。日本に輸入車として初めて姿を現したオートバイは、1909年には国産第一号が完成した。やがて第二次世界大戦後、一時は120社以上ものバイク・メーカーが存在したと伝えられる。現在、日本でオートバイを造っているのは4社。その綿密な造りと技術力の高さで、オートバイの魅力を常に発信し続ける4つのメーカーは、世界各地の市場においても、またモータースポーツにおいても、成功を勝ち取ってきた。「バイクの楽しさ、素晴らしさとは」では、その二輪メーカー各社のミュージアムを訪ねて、二輪車の歴史を紐解き、伝説のバイクから最新の製品まで、“その楽しさ、素晴らしさ”を展示しているスポットを、前編と後編の2回に分けて2社ずつ、ご紹介する。 |
■今月ご紹介する川崎重工の「カワサキワールド」と、スズキの「スズキ歴史館」。
◎「カワサキワールド」(川崎重工業株式会社)
〒650-0042 神戸市中央区波止場町2-2
神戸海洋博物館内
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◎「スズキ歴史館」(スズキ株式会社)
〒432-8062 静岡県浜松市南区増楽町1301
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予告 後編は、ホンダとヤマハをご紹介する予定です。
◎「Honda collection hall」(本田技研工業株式会社)
〒351-3533 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 ツインリンクもてぎ内
◎「コミュニケーションプラザ」(ヤマハ発動機株式会社)
〒438-0025 静岡県磐田市新貝2500 |
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モーターサイクルギャラリーの展示のようす |
■博物館としての歩み

創業者・川崎正蔵(左)と初代社長・松方幸次郎が出迎える |

神戸海洋博物館内にある「カワサキワールド」 |
神戸元町や三宮の繁華街から歩いてすぐ、ポートタワーに隣接する神戸メリケンパークの神戸海洋博物館の中に2006年5月17日、カワサキワールドはオープンした。カワサキワールドは、神戸の地で生まれ、1世紀以上の歴史を持つ、川崎重工グループの企業ミュージアムである。
そこでは、川崎重工の生い立ちに始まり、その歩んできた歴史のほか、それぞれの時代に最先端技術を駆使し、社会の発展に貢献してきた陸・海・空にわたる代表的な製品を紹介している。カワサキワールドでは、これらの製品とともに、楽しく学びかつ遊びながら、「技術の素晴らしさ」「ものづくりの大切さ」を実感してもらうことをめざしている。
■施設・展示概要
[1]ヒストリーコーナー
豊富な写真と製品模型で造船業から総合重工業へと発展した、1世紀以上にわたる川崎重工グループの歴史を紹介。
[2]モーターサイクルギャラリー
Kawasakiモーターサイクルの歴代マシン、レース車など、29台もの実車を展示。そのうち、触ったり、跨ったりできるマシンも4台ある。
[3]陸のゾーン
0系新幹線の実物を展示。客室や運転室に入ることも可能。鉄道模型コーナーでは、HOゲージの模型も走行している。
[4]海のゾーン
船のシアターでは、神戸工場で行われている船舶の建造方法と進水式のようすを三面マルチ映像で紹介。
[5]空のゾーン
大型の川崎バートルKV-107II型ヘリコプターの実物を展示。操縦室・客室内部を見ることができる。神戸空港の離発着が体験できるフライトシミュレーターもある。
[6]パフォーマンスロボット
工場などで活躍する産業用ロボットがルービックキューブや楽器の演奏などに挑戦。
■行われている楽しいイベント

1966年製のW1 |
年間を通して、さまざまなイベントを実施している。昨年は、「ヘリコプターフェスタ」「鉄道模型走行会」「ミニ鉄道フェスタ」を実施している。
また、2月1日(火)から13日(日)までは、「モーターサイクルWフェア」を開催した。また、3月19日(土)と20日(日)は、「鉄道模型走行会」を、実施予定である。
[1]モーターサイクルWフェアの概要
Kawasakiファンにとって「W」というモデルには特別な思い入れがある。初代の1966年「W1」から「W650」を経て2011年「W800」まで、4ストローク・バーチカルツインエンジンを搭載したロードスポーツモデルという基本形は不変。これらのヴィンテージからニューモデルまでのWシリーズが10台展示され、「W800」に跨って写真を撮影することができる。
展示の10台のうち、「W800」は5台展示しており、スタンダード車、スペシャルエディション、カウルなどオプション品を装着したものを見ることができる。また、「ものづくり」を紹介するコーナーとして、二輪車のデザインができるまでの過程をパネルで展示しており、来館者の注目を集めている。
この「モーターサイクルWフェア」は、開催期間終了後もカワサキワールドのホームページ上のニュース欄にある「モーターサイクルWフェア」紹介ビデオの文字をクリックすることで、動画としても楽しめるようになっている。
また「わくわくくじ引き」など、家族で楽しめる企画も用意された。

賑わう「モーターサイクルWフェア」のようす |
[2]闘莉王選手像も3月下旬まで展示
また期間限定で2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会に出場したサッカー日本代表の田中マルクス闘莉王選手の像を、3月下旬まで展示している。
この像は株式会社ナイキジャパンがFIFAワールドカップに出場する日本代表を応援する「闘う気持ちをTwitterで刻め」というイベントを行った際に、ウレタンの塊からナイキ契約選手である田中マルクス闘莉王選手を削り出したもの。この像を削り出し、メッセージを掘り込んだのが、カワサキの産業用ロボットだ。このロボットには川崎重工グループが開発した高精度NCロボット技術をはじめとする、さまざまな技術が使われている。
■子どもたちに、「ものづくりの素晴らしさ」を伝えたい
カワサキワールドは、2006年に川崎重工の企業博物館として、特に小・中学生の子どもたちが「ものづくりの素晴らしさ」を感じることがてきる施設をめざし、オープンしました。
小さなお子様から大人の方まで多くの方にご来館いただいており、モーターサイクルギャラリーはもちろん、本物の0系新幹線やヘリコプターは大人気です。これらの製品とともに楽しく学びかつ遊びながら、“技術の素晴らしさ”“ものづくりの大切さ”を実感していただけたら幸いです。
(川崎重工業株式会社 広報部)
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■所在地 〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町2番2号 神戸海洋博物館内
■開館時間 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日に休館)年末年始(12月29日から1月3日)
■アクセス
飛行機:神戸空港からタクシーで約20分、新幹線:新神戸駅からタクシーで約15分、電車:市営地下鉄海岸線みなと元町駅から徒歩約10分、JR・阪神元町駅から徒歩約15分、神戸高速(阪急・山陽)花隈駅から徒歩約15分、シティループ:地下鉄三宮駅前(南行)乗車約15分中突堤(ポートタワー前)下車徒歩約1分、クルマ・タクシー:JR・阪神・阪急三宮駅から約10分、JR・阪神元町駅から約5分、阪神高速道路京橋ランプから約5分、ハーバーハイウェイ新港ランプから約5分
■料金 大人500円、小・中学生250円 (神戸海洋博物館入場料に含まれています)
■駐車場 なし(周辺に有料駐車場あり)
■お問い合せ先 078-327-5401 |
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