No.81 シュレッダーダストの減容・固化・乾留ガス化技術の研究開発
自工会では1996年より4ヵ年計画で「使用済み自動車処理技術の開発と実証」に関する取り組みを行ってきたが、1999年12月、「シュレッダーダスト減容・固化・乾留ガス化実証実験の成果発表会」を開催したので、ここにその概要をレポートする。
1.自動車のリサイクルの現状と課題
2.シュレッダーダスト −サーマルリサイクル技術の現状と問題点−
3.自工会のシュレッダーダストリサイクル技術開発計画
4.研究成果
5.リサイクル率95%に向けて
[主な内容]
●自工会では、従来から自動車のリサイクル性の向上に取り組んできたが、1996年に、使用済み自動車の最終廃棄物であるシュレッダーダストの埋め立て処分方法が、「管理型埋め立て処分」に変更されることになった。このため業界でも、シュレッダーダストの「埋め立て」から、「リサイクル」を目指した技術開発に取り組むことになった。
●業界の自主行動計画「リサイクル・イニシアティブ」では、使用済み車のリサイクル率(重量)は2002年以降85%以上、2015年以降95%以上としている。また埋め立て処分量(容積)は、2002年以降1996年の5分の3以下、2015年以降5分の1以下としている。
●今回の技術開発構想は、3段階に分けて推進され、リサイクル率95%に到達できるよう計画された。シュレッダーダスト処理は、減容固化技術開発とサーマルリサイクル技術開発で始まり、分別固化装置の開発他さまざまな調査実験等が行われた。
●4年間の研究成果として、リサイクル率95%以上が達成される試算ができ、またもう一つの目標の「埋め立て容積5分の1」も十分クリアする見通しとなった。