No.83
ライフスタイルと乗用車選択
近年の乗用車市場は、長期不況等を背景に低迷を続けていたが、平成11年は新規格軽乗用車の投入等によりやや回復を見せた。自工会の「平成11年度乗用車市場動向調査」により、市場・ユーザーの現状をレポートする。
1.乗用車の保有状況は
2.どんな車を保有しているか
3.運転者と保有の形態
4.世代とライフスタイルと車の選択
5.ユーザー心理に近い10タイプの車
6.ユーザーの車意識は
[主な内容]
●平成11年の乗用車新車販売台数は415万台で、3年ぶりに対前年比プラス1.5%となった。乗用車の世帯保有率は8割近くとなったが、高齢世帯での増加が目立つ。
●世帯保有車はRV系が30.2%と大幅増加、小型・大型車33%と拮抗するまでに成長、また軽乗用車も17.1%へと増加した。5ドア化・4WD化も進んでいる。
●運転者は女性が5割近く、50歳以上が増加、複数保有化と使用長期化(7年以上が49%)も進んでいる。
●シルバー層、女性層、団塊世代、団塊ジュニア世代という市場セグメント別では、近年車型・車種選択行動が大きく変わり、自分たちのライフスタイルにあった車選択を志向している。
●ユーザーの車意識を基準に分類してみると、「高級セダン」「SUV」等10タイプが、車種グループとして浮かび上がった。それらの今後の市場可能性は、ポストRVと呼べるようなタイプが明確に存在するとは言えず、基調としてはセダン系から「3列シートミニバン」「背の高いワゴン」等のRV系への流出が続くとみられる。