6. 盗難対策の今後の課題
●これからの自動車盗難防止に向けて
1)これまでにメーカーはさまざまな対策を実施してきた。その結果として、盗難率の減少等その効果が認められよう。
しかしながら、盗難車の半数がいまだに「キーあり」車が占めている現実は、「キーあり」「キー付き」駐車の追放が最重要課題であることを意味している。
このため、関係者一丸となったユーザーの鍵かけ励行、「キー付き駐車」の防止への啓発・広報活動の展開が必要である。
2)高度な盗難対策装置を装備しても、現在のところ保険などの優遇措置がない(エアバッグやABSなどの安全装備には優遇措置がある)ことから、今後は盗難防止対策車の普及促進のためにユーザーメリットが感じられるような対策が必要である。例えば、イモビライザー、アラームシステム等普及のための保険業界の協力(保険料優遇等)である。
3)盗難対策は、車両側の対応には限界があるので、取り締りの強化をはじめとして、輸出手続きの改善による流出防止、ユーザー啓発等総合的取り組みが必要であろう。さらに盗難防止対策の実効性向上のためには、盗難データ(手口・車両名・盗難車の用途等)の収集と分析が重要と考えられる。
(表2)〔自工会からの盗難対策要望事項(対警察庁)〕
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1.盗難対策を推進する上では、盗難の実態、特に犯罪手口、盗難件数(各車型型式毎の)等を把握することが重要である。ついては、諸情報の提供と共に、盗難車対策内容の効果を検証するため盗難車データの収集と情報の提供を継続的にお願い致したい。
2.ハード対策による盗難抑止には限界があり、車両の盗難対策と平行して、盗難防止のための下記諸施策について、ご指導方お願いしたい。
特に、盗難件数急増の元凶である盗難車の海外流出を防止するための施策については、即効性も期待できるので、強力、且つ速やかに推進願いたい。
1)盗難車の早期発見・検挙率の向上
2)駐車・駐輪場の設備改善
3)盗難車の海外流出防止策
4)広報・啓発活動
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