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4.JIS、JASO規格関連の活動

●自動車に関する国内標準制定のプロセス
 自技会における自動車関係のJIS、JASOの制定・改正及びISO対応は、規格会議を頂点とし、その下に規格委員会・部会・分科会を設けて、そこに関連するカーメーカー・部品メーカー・業界団体・大学・研究所・政府などの代表者が参画して、活動を行っている(図4)。
 JISとJASOの役割分担、住み分けについては、JISは国民生活に広く関わる分野や自動車の基本的な要件を規定する場合に、また国際規格との整合規格を制定する場合に用いられる。一方、JASOは比較的狭い特定分野を対象とする場合や主として部品・装置類を規定する場合、また最近では業界の要望として比較的速やかにコンセンサスを図ることができるため、ISO国際規格案のベースとなるように、緊急性と弾力性を持って国際提案する際に用いることを原則としている。
 自技会では、5年先までの規格戦略及び標準化項目案を長期計画として策定し、次年度の標準化項目を選考する際の指針とする仕組みを設けているが、2005年度は第7次長期計画の最終年度に当たるため、第8次長期計画を各部会代表による委員会で検討中である。技術の進歩及び変化の早いこの時代に、5年後ごとの長期計画策定ではニーズに追いつかないのではないかとの意見もあるが、毎年度の項目選考時には、業界等からの意見も考慮し柔軟に対応している(図5)。

●自技会が提供する規格制定・改正の広報ツール
 毎年度制定・改正されたJASO規格は3月下旬に開催される規格会議で承認後、翌年度初めには自技会ホームページの規格リストに反映し、購入が可能となる。JIS規格については原案が作成された後、JISCへ提案する。なお、自技会では利用者の便宜のため、JIS自動車関連規格、JASO規格及び引用関係にあるなど規格と関連の深い新型自動車試験方法(TRIAS)を収録した“日本の自動車規格”DVD版・CD-ROM版を作成し、毎年度頒布している。
 また、海外生産・開発や、ISOへの提案などに関係して英文JASO規格の要望もあるため、予算の許す範囲で英語への翻訳を行っている。

図4.規格制定における三者構成の一例
図

図5.JIS・JASO規格の制定・改正のプロセス
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