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6.今後のISO活動とその課題
●ISO/TC22のビジネスプラン
ISOでは各専門委員会に対して、それぞれを取り巻く市場環境や動向などを分析した上で、ビジネスプランを立案することを求めており、TC22でもこの方針に基づいてビジネスプランを立てている。
TC22における最も重要な課題として、欧州法規(ECE)及び世界統一技術基準(GTR)を審議・策定している国連欧州経済委員会の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)といかに連携を取るかということが挙げられる。
2002年6月には、WP29総会でTC22の代表がプレゼンテーションを行い、TC22は国際統一基準の策定に貢献するため、WP29の要請に応じて技術情報を提供できるよう特段の配慮を払うことを表明しており、これに呼応した形で2003年11月のWP29の管理委員会において、基準案としてISO規格をできる限り採用することが勧告された。
このようなWP29との連携の動きは、TC22のビジネスプランにも明示されており、わが国の国際標準化活動における大きな指針のひとつとなっている。
これまでにも、大型車排出ガス測定法、大型車排出ガス関連OBD、二輪自動車走行抵抗設定法など約90のISO規格が、WP29の策定する法規や基準に引用あるいは反映されるなどしており、わが国もこうしたISO活動には大きな貢献を行っている。
●今後の課題
ISOでの審議は、原則一国一票の投票によって進められるため、ともすれば、その成り立ちから参加国数が多い欧州の意見が色濃く反映される場合がある。このような状況にあって、わが国の自動車産業の主張をISO規格に十分に織り込むために、ISOにおけるわが国のプレゼンスをより一層高める努力が必要で、具体的な方策として以下の項目が考えられており、これらの一部は実行に移されている。
- ISOでの国際規格の決定手順、ルール、要件について、従来の欧州主導による改訂に注意を払い、対応する。
- 日本と同じく、自動車大国でありながら一票しか持たない米国と可能な範囲で連携を深める。
- 歴史的あるいは産業構造的に日本と共通点が多い東南アジア諸国の標準化活動を支援することによって、ISOでの協力関係を構築し、アジアの声を反映する提案を行う。
- 国際議長・幹事国の引き受けや試験データの提出などによって、国際規格案の審議をリードする。
これらを実施するためには、それ相応のリソースを継続的に投入する必要があるが、その重要性に鑑み、日本自動車工業会は国際標準化活動を積極的に支援していく。

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