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8.福祉車両への関心とニーズ

(1)介護と車の必要性

●介護を必要とする人、その世帯にとって車は必需品
 同居家族の中に介護を必要としている人がいるケースは、乗用車新車ユーザー全体で8%であり、平成13年時点(4年前)に比べ2ポイント増加している(図26)。
 介護を必要とする人をケアする上で「車の必要度は高い」とする率は84%であり、4年前に比べ17ポイントの大幅な増加となっている(図27)。
 乗用車新車ユーザーのうち、介護を必要としている世帯の91%が「(介護で車を)利用したことがある」と回答しており、要介護の人がいる世帯では車は必需品となっている。同居家族の年齢が高くなるほどその率は高まっていく(図28)。
 介護の際に利用した車は「自家用車」が92%で最も多い。次いで「介護業者の車」(21%)、「介護タクシー」(12%)となっている。「自家用車(福祉車両)」の利用率は6%であるが、要介護の高齢者が同居している世帯では、7%となっている(図29)。

図26.要介護者の有無
グラフ

図27.要介護者の車の必要度
グラフ

図28.介護での車の利用状況
グラフ

図29.利用した車
グラフ

(2)介護する立場からみた望ましい車

●最大の要望は要介護者の乗り降りを容易にする車
 要介護者が同居する世帯において、介護する立場からみて望ましいと思っている車についてみたものが下図である(図30)。
 最も望ましいと思われているのは「助手席への乗り降りが楽にできる助手席回転シート車」(63%)である。4年前と同様にトップであるが3ポイント上昇している。
 トップの「助手席回転シート車」に次いでニーズが高いのは「乗り降りのとき、足をあまり上げなくてすむ、通常より低い位置にステップが出る車」(52%)、「乗り降りしやすい、開口部の大きいスライド式ドアの車」(47%)、「手すりや把手が適所に配置され、身体を支えられる車」(46%)、「車いすからの乗り降りの負担が少ないシートリフトアップ車」(45%)、「車いすに座ったまま、車の乗り降りができる車いす仕様車」(43%)などであり、乗り降りを容易にするニーズが上位を占めるというこの傾向は、順位の変動はあるものの4年前の調査と同様である。

図30.介護する立場からみた望ましい車
グラフ

<調査概要>
・調査地域 全国(沖縄県を含む)
・調査対象 単身世帯を含む一般世帯 合計9,000サンプル
・標本抽出方法 層化多段無作為抽出法
・調査方法 訪問面接、留置併用
・面接対象 自動車保有世帯では主運転者
(非保有世帯では運転免許保有者または家計の中心者)
・調査実施時期

平成17年8月20日〜9月4日

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