[国産自動車メーカー5]

日野自動車工業 (Vol.11掲載)
人へのやさしさにこだわった出品車

日野ブース

ラリー優勝車を前面に活気、日野ブース

 150万からの人が集まるモーターショーでは何よりも企業イメージをアピールすることが目的という日野ブースでは、 まず人気の'97ダカールラリーで日本初のカミオン部門総合優勝を遂げた「ライジングレンジャーFT」 を前面に展示。 “砂漠の厳しさがやさしい技術を鍛える”ことを訴えていた。

 ブースには「暮らしに役立つクルマづくり」の実現を目指した参考出品車として、新発想のキャブ形状と低床シャシによる大型トラックでは国内最大の荷台容量を持つ 「スーパードルフィンプロフィアFW/スーパーキャブ」。 そのほかライジングレンジャーシリーズには都市内集配を目的にCNG(圧縮天然ガス)エンジンを搭載した低公害車 「FD/CNG」に年々増える大型車の女性ドライバーのための装備も考えられている。

 また黒煙を低減、 低騒音、 低振動を実現したコモンレール式フル電子制御ディーゼルエンジン搭載の「FCワイドキャブ」。 バス部門では車椅子の乗降に配慮、 電動、 手動スロープを装備した路線バス 「ブルーリボンHU/ノンステップバス」 などが注目されていた。


見物する来場者 レンジャー

新型路線バスを見物する来場者

FD/CNGエンジン搭載車
「ライジング・レンジャー」





三菱自動車工業 (Vol.12掲載)
21世紀のクルマを形に
GDIエンジンが大きな役割

三菱ブース

「Next Beginning-さあ、時代のページをめくろう」を全体テーマにした三菱ブース

 メインステージを飾るのが「HSR-VI」「TETRA」「MAIA」の3台のコンセプトカー。 この中で最も注目を集めているのが21世紀の高度道路交通システムであるITS(インテリジェント トランスポート システム)に対応する「HSR-VI」で自動走行モードとドライバー操縦モードの二つの走行モードを持つ。 先行研究実験車であり、 ここで得られた成果は市販車に反映される。 21世紀のクルマをみようと、ここには十重、二十重の人垣ができ、その人垣がじっとして動かない。

 このクルマの隣に展示されている「TETRA」。広々としたキャビン。 観音開き式のドアを採用、使いやすさを広げており、日本のRVをリードする三菱が次の時代に向けて提唱する都市生活者のためのアウトレジャービークル。そして「MAIA」。サテライトシートシステムによってキャビンを2人乗りから4人乗りまで自由にかえられるマルチユースのミニカー。これもなかなかの人気。

 三菱自動車は今回“環境エンジンGDI”に大きなウェイトを置いた展示を行っている。ブース中央に置かれたGDIエンジンのモニュメントが、 それを如実に物語る。3台のコンセプトカーにもGDIエンジンを搭載しており、GDIエンジンを中心に三菱自動車をアピールするのが今回の狙い。

 トラック・バス部門のコンセプトカーは「MCAT」(エムキャット)。折りたたみの座席とパーティションによって乗客輸送、荷物輸送に切り替えることのできる新しい形のマルチユース・トランスポーター。パワーユニットに高効率シリーズ方式HEV(ハイブリッド電気自動車)を採用している。

 得意のラリーフィールドでの活躍をイメージさせるエボリューションシリーズも力を入れた展示であった。


MCAT HSR-VI

次世代のマルチユース・トランスポータ「MCAT」

ITSに対応したコンセプトカー「HSR-VI」



previous page

menu

next page