自工会リリース


平成12年3月30日

平成11年度 軽自動車使用実態調査について

 (社)日本自動車工業会では、平成11年度に実施した軽自動車の使用実態調査(隔年調査)の報告書をまとめた。
 調査は従来より実施している時系列調査に加え、10年10月以降に各社より投入された新規格軽自動車の使用実態の調査及び高齢者・女性の軽自動車に対する志向等に重点をおいて調査・分析を行った。

注目されるポイントは以下の通り。(別添調査データ参照)

  1. 「職場への足」「日常の買物」など軽自動車は日常に必要な足として使用され、「家族揃っての外出」や「レジャー」としてはなるべく大きなクラスが最適とされており、登録車との棲み分けが定着している。
  2. 軽自動車は、その経済性とコンパクト性から特に女性や高齢者の生活の足として、強く支持されている。
  3. 軽自動車ユーザーの多くは「省資源車」「力強さより排出ガスが少ない車」という環境問題に高い関心を持っている。
  4. 軽キャブバンや軽トラックでは、「荷物の積み下ろしのしやすさ」や「狭い道での使いやすさ」など、軽自動車ならではの優れた機能を評価するユーザーが増えている。
  5. 新規格車のユーザーは、前面・側面衝突に対する安全性が高まったことを高く評価している。
  6. 新規格軽自動車も旧規格車と同様、コンパクトで運転しやすい日常の必需的な足として選択されている。

【調査の概要】
1.保有ユーザー調査(平成11年6〜8月に郵送調査法により実施)
  1)調査対象:平成11年2月末時点の軽自動車の保有者
2)標本数:3180サンプル
2.購入ユーザー調査(平成11年7〜10月に郵送調査法により実施)
  1)調査対象: (1)旧規格軽自動車購入者
 ・乗用系は平成10年2〜4月届出のユーザー
 ・商用系は同年5〜7月届出のユーザー
(2)新規格軽自動車購入者
 ・乗用系は平成11年2〜4月届出のユーザー
 ・商用系は同年5〜7月届出のユーザー
(3)リッターカー購入者
 ・平成11年2月〜4月の登録ユーザー
  2)標本数:3992サンプル

別添調査データ:平成11年度「軽自動車使用実態調査」のポイント

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