自工会リリース

「自工会・2000年秋季交通安全キャンペーン」の実施について

平成12年9月18日

 日本自動車工業会(会長:奥田 碩)では秋の全国交通安全運動(主催:12省庁、都道府県、市区町村、17団体)に合わせて、9月21日(木)から12月末の間「自工会・2000年秋季交通安全キャンペーン」を展開する。
 最近時の交通事故状況を見ると、交通事故死者は8月末日現在で前年比97人増の5,816人と1.7%の増加傾向を示し、負傷者数は昨年初めて100万人を超え1,050,397人となり、本年も7月末現在で635,383人と前年を50,564人上回り8.6%増と極めて厳しい状況にある。
 特に昨年の車両相互事故の負傷者数は917千人と負傷者数の87.3%を占め、中でも追突と出合い頭の事故がそのうちの63%も占めている。
 こうした現状を踏まえ、本キャンペーンでは交通事故は全ての人々に身近な問題として、ドライバーおよびライダーはもちろん、自転車利用者並びに歩行者等全ての交通参加者に
(1)シートベルトの着用や車間距離の確保等を通じて、交通事故の減少
(2)二輪車の昼間点灯への理解促進を、1.ポスター、2.新聞・雑誌広告、インターネットバナー広告、3.ラジオ広告、4.販売店店頭での懸垂幕等を通じて交通安全を呼びかけていくものである。

訴求ポイント(1)
昨年交通事故による負傷者が105万人を超え、120人にひとりという多さです。身近にある事故をみんなで減らしていきましょう。

ご参考

  • 負傷者1,050,397人のうち、クルマやバイクなど車両どうしの事故でケガをした人917,050人
  • 917,050人のうち、追突、出合い頭の事故でケガをした人626,035人
  • 人対車両事故のうち、横断中にケガをした人52,663人

これらの事実から自工会としては次の点を訴えていく
1)万が一、事故に遭った時の為、シートベルト、チャイルドシートは正しく装着。
2)車間距離を十分にとって、交差点では必ず安全確認。
3)スピードを控えめに。
4)運転中の携帯電話は厳禁。
5)日が暮れるのが早くなる秋以降、高齢歩行中死者が増える。ドライバーは早めのヘッドライト点灯を。

2000年秋季交通安全キャンペーン展開内容

 



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