自工会リリース


平成13年5月2日

日米欧の自動車関連業界団体、電子情報等に関する
共同プロジェクト推進のためのガイドライン協定に調印

日本自動車工業会(JAMA)は、日本自動車部品工業会(JAPIA)、米国の自動車工業行動グループ(AIAG)*および欧州のODETTEインターナショナル*と電子情報等に関する共同プロジェクト推進のためのガイドライン協定に調印した。

電子情報化社会の進展が予想される中、今後もさらなる電子データ(Electronic Date Interchange)授受の仕様の標準化・基準化等が必要となってくるが、この協定は、これらの取り決めを行う様々な共同プロジェクトを開始するにあたり、同プロジェクトをスムーズに推進するためのルールを定めるガイドライン協定である。

この協定では、今後3極(4団体)が新たに共同プロジェクトを実施する場合の手順を定めており、

  • 新プロジェクト創設のための要件、手順・手続き(提案方法、覚書の有無など)
  • それを検討・実行・運営していくための諸掛かり(連絡方法や会議運営方法、議事録作成など)、
  • 係争が発生した場合の解決方法、合意に達しなかった場合の事後処理など
  • プロジェクトによって発生した知的所有権(特許権、刊行物に対する著作権、翻訳作業)の扱い等の法律上の問題、プロジェクト刊行物の出版・配布など

等を明確に規定している。

この協定に基づいたスキームで進める最初のプロジェクトとして、輸送ラベルなどの帳票(Global Transport Label-GTL)の標準化に関する枠組みの検討を行う「GTL会議」を4月3日(火)〜5日(木)、名古屋にて開催し、スムーズに運営された。

添付は、AIAGが代表して、発表を行ったプレスリリース(仮訳)である。

以 上


*AIAG : Automotive Industry Action Group

GMやFord等の自動車メーカー、トラックメーカー、部品サプライヤー等の自動車関係会社、IBM等のコンピューターベンダー等の関係会社、およそ1,600社が加盟し、米国自動車業界における主に電子情報データ標準化等を推進する非営利同業団体。

*ODETTE International Ltd.

欧州各国の自動車産業における標準化団体により競争力向上を目的に設立され、電子情報データの取り扱い等に関する標準化の検討を行う非営利団体。

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