モビリティの未来へ

製造基盤白書(ものづくり白書)

日本の経済はアベノミクスの効果により着実に上向いてきました。内訳をみると、貿易収支が過去最大となる赤字を計上する一方、海外投資収益などが過去最大の黒字を計上していることを踏まえると、今までの輸出で稼ぐ構造から、海外で稼ぐ構造へとものづくり産業の稼ぎ方は変化してきています。これは、国内でのものづくりが縮小していることが読み取れます。
また、ものづくり産業は良質な雇用の場と言われてますが、近年では、国内の従業者数や若者の入職者数は減少傾向にあります。
この状況を踏まえ、経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省は、近年のものづくり事業(技術)の維持・発展をさせるため、毎年ものづくり白書(振興施策)をとりまとめ、現状・課題などを言及しています。
ものづくり産業の一つである我々自動車産業は、ものづくり白書が提案する施策への一層の協力が求められています。