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2001年度 (平成13年度) 自動車国内需要見通し

●2001.3.23 表 2001年度 (平成13年度) 自動車国内需要見通し

I.四輪車

1.四輪車総需要の動向

(1) 2000年度の四輪車総需要は 5,980千台・前年度比101.7%になるものと推定される。
これは、年度後半に米国経済の減速から輸出の伸びが鈍化し、設備投資が先行き懸念から手控える動きがみられるなどの懸念材料がでてきたものの、

  • 設備ストック調整の進展、企業収益の改善等から設備投資が回復傾向に転じた
  • 生産の回復と企業収益の改善から、所得がゆるやかな増加を示した
  • 個人消費は、所得面の改善や雇用者数の増加や有効求人倍率の改善などから、ゆるやかな回復を示した

こと等による。

(2) 2001年度については、

  • 財政赤字や地方財政の悪化から公共投資の減少が見込まれる
  • 新規格の軽自動車の投入効果が弱まる
    こと等のマイナス要因が見込まれるものの、
  • 米国景気は減速が懸念されるものの、機動的な金融財政政策により後半には立ち直りが期待される
  • 設備投資が、IT関連投資を中心に引き続き増加傾向が期待される
  • 所得のゆるやかな回復が見込まれ、個人消費の増加が見込まれる
  • 代替の中心母体が大きくなっており、新商品投入やモデルチェンジによる買い替え需要が期待される

こと等により、 6,100千台・前年度比 102.0%と見込まれる。

2. 四輪車車種別需要の動向

(1) 普通・小型四輪乗用車

  1. 2000年度の普通・小型四輪乗用車需要は3,003千台・前年度比103.2%になるものと推定される。
    これは、一部の業種でリストラの進行により厳しい雇用環境が続いたものの、生産活動の拡大により所定外労働時間が増加するなど所得面の改善がみられた、新商品投入やモデルチェンジ効果が働いた、こと等による。
    普通乗用車と小型乗用車に分けてみると、普通乗用車は770千台、前年度比102.7%、小型乗用車は2,233千台、前年度比103.4%と推定される。
    これは、年度前半は普通乗用車を中心にモデルチェンジ効果が働き、後半は小型乗用車の新商品投入やモデルチェンジ効果が需要を喚起したこと等による。

  2. 2001年度については、
    ・財政赤字の増大に伴う国民負担の増加に対する懸念等、将来に対する不安が拭えない
    こと等、マイナス要因が見込まれるものの、
    ・ 米国経済は減速が懸念されるものの、機動的な政策対応により後半には立ち直りが期待される
    ・ 企業収益の改善が引き続き見込まれ、後半には景気の踊り場からの回復により生産活動も回復傾向に戻ることなどから、所得のゆるやかな増加が見込まれる
    ・代替母体が依然として大きく、新商品投入等による代替促進が期待される
    こと等のプラス要因があることから、 3,120千台・前年度比 103.2%と見込まれる。
    普通乗用車と小型乗用車に分けてみると、普通乗用車は770千台、前年度比100.0 %、小型乗用車は2,350千台、前年度比105.2 %と推定される。
    これは、小型乗用車を中心に商品投入効果が見込まれることなどによる。

(2) 軽四輪乗用車

  1. 2000年度の軽四輪乗用車需要は 1,255千台・前年度比98.4 %になるものと推定される。
    これは、年度後半に、新規格の投入効果が弱まってきたこと等による。

  2. 2001年度については、個人消費のゆるやかな増加が見込まれるものの、新規格の投入効
    果が剥落することが予想されること等から、 1,230千台・前年度比98.0 %と見込まれる。

(3) 普通トラック

  1. 2000年度の普通トラック需要は 87千台・前年度比106.7 %になるものと推定される。
    これは、公共投資が息切れしたことなどから、建設系を中心に需要が減退したものの、カーゴ系が生産活動の拡大と設備投資の増加などから需要が堅調に推移したこと等による。

  2. 2001年度については、
    ・生産活動の拡大により輸送需要の増加が引き続き見込まれる
    ・企業収益の改善から設備投資の増加傾向が続く
    ・94年の過積載規制の影響による需要増が代替母体として期待される
    こと等から、93千台・前年度比106.9 %と見込まれる。

(4) 小型四輪トラック

  1. 2000年度の小型四輪トラック需要は 1,034千台・前年度比106.2%になるものと推定される。
    これは、RV系のモデルチェンジ効果が働いたことや、積載系・バン系は生産の回復や設備投資の増加により、需要が回復したこと等による。

  2. 2001年度については、
    ・RV系のモデルチェンジ効果が継続することが期待される
    ・積載系・バン系は、生産の回復に加え、引き続き設備投資の回復が見込まれることから需要増が期待される
    こと等により、 1,072千台・前年度比103.7 %と見込まれる。

(5) 軽四輪トラック

  1. 2000年度の軽四輪トラック需要は585千台・前年度比93.5 %になるものと推定される。
    これは、新規格の投入効果が剥落した、こと等による。

  2. 2001年度については、
    景況感の回復が、主力ユーザーである中小零細企業に徐々に波及することが期待される一方、農家などの保有母体の減少が見込まれる
    こと等から、570千台・前年度比97.4 %と見込まれる。

(6) 大型バス

  1. 2000年度の大型バス需要は 4.3千台・前年度比98.7%になるものと推定される。

  2. 2001年度については、観光系・路線系とも代替母体を中心に堅調な需要が見込まれる
    こと等により、4.4千台・前年度比 102.3%と見込まれる。

(7) 小型バス

  1. 2000年度の小型バス需要は 11.7千台・前年度比101.7になるものと推定される。
    これは、サービス業関連の需要が顕在化したこと等による。

  2. 2001年度については、サービス業関連の需要が一巡することが見込まれる
    こと等により、10.6 千台・前年度比 90.6%と見込まれる。

II.二輪車

1.二輪車総需要の動向

(1) 2000年度の二輪車国内総需要は、828千台(前年度比96.7%)と推定される。市場は漸減傾向にはあるものの99年度の前年度比83.1%に比べ、減少率は縮小している。これは個人消費が大きな回復には至っていないものの、景気回復の兆しが見られるためである。

(2) 2001年度もこの傾向は続くことが予想されるが、景気後退の懸念もあることから、2001年度の二輪車国内総需要は、789千台(前年度比95.3%)と見込まれる。

2.二輪車車種別需要の動向

(1) 原付第一種

  1. 2000年度の原付第一種の需要は、566千台(前年度比94.3%)と推定される。
     これは新規需要の伸び悩みや、使用年数の長期化にともなう代替需要の減少があるものの、景気回復による経済全体の底上効果が期待できるため、99年度の前年度比83.5%に比べると減少率に歯止めがかかってきていると見られるためである。

  2. この傾向は2001年度も続くことが予想されることから、原付第一種の需要は、 538千台(前年度比95.1%)と見込まれる。

(2) 原付第二種  

  1. 2000年度の原付第二種の需要は、98千台(前年度比90.9%)と推定される。
      これは、排ガス規制に伴うモデル数減少等により、個人ユースを中心に需要の後退があったためである。

  2. 2001年度の原付第二種の需要は、91千台(前年度比92.9%)と見込まれる。
     業務用は堅調な需要が期待されるものの、2000年度に引き続き排ガス規制に伴うモデル数減少等の影響により、個人ユース需要の後退が見込まれるためである。

(3) 軽二輪車

  1. 2000年度の軽二輪車の需要は、81千台(前年度比139.9%)と推定される。
     これは、20代の若者に流行している二輪車をファッションの一部として捉え、主に タウンユースで使用するタイプの二輪車に、ニューモデルが投入され、また近年、人気を博している250ccスクーターにも各社新商品を投入したことで、市場全体が活性化したためと考えられる。

  2. 2001年度の軽二輪車の需要は、80千台(前年度比98.8%)と見込まれる。
     これは、ニューモデルの新車効果が一段落し、市場がほぼ横ばいで推移することによるためと考えられる。

(4)小型二輪車

  1. 2000年度の小型二輪車の需要は、83千台(前年度比91.9%)と推定される。
     これは免許制度改正を契機とした1リッタークラスへの需要拡大が一段落したことに加え、400ccクラスの軽二輪車への需要移行が見られたことが背景にあるものと思われる。

  2. 2001年度の小型二輪車の需要は80千台(前年度比96.4%)と見込まれる。
     1リッタークラスを中心とした需要拡大、および軽二輪車への需要流出がともに一段落することから、小型二輪車需要は若干の減少にとどまると見込まれる。

 

以 上

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