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四輪車二輪車

2002暦年(平成14暦年)自動車国内需要見通し

●2001.12.20 表 2002暦年 (平成14暦年) 自動車国内需要見通し
●2001.12.20 表 自動車需要台数推移

I.四輪車

1.四輪車総需要の動向

  1. 2001年の四輪車総需要は 5,920千台・前年比 99.3%になるものと推定される。
    これは、年前半は、米国経済の後退により輸出が減少し、生産や投資が落ち込む中、
    • 個人消費が所得面の堅調な伸びにより景気を下支えした
    • 代替母体の増加や新車投入効果が働いた
      こと等から、登録車の需要が前年比プラスを維持したものの、年後半は、
    • 米国テロ事件の影響により世界経済の低迷が深刻化し、個人消費の伸びもマイナスとなった
    • 輸出や設備投資の落ち込みにより生産活動が停滞し、景況が一段と悪化した
      こと等による。

  2. 2002年については、
    • 米国テロ事件の影響が残り、米国経済を中心に世界経済の回復が遅れる
    • このため、輸出や設備投資の回復が年後半にずれ込む
    • 日本経済再生に向けた構造改革プログラムの進行により、厳しい雇用環境が続く
    • 公共投資や住宅投資の減少が続く
      こと等により日本経済は二年連続のマイナス成長が想定されるものの、
    • 代替母体の増加が引き続き見込まれ、新型車やモデルチェンジ効果が期待される
    • 軽乗用車が2001年末からの新型車効果により、需要喚起が期待される
      こと等のプラス要因から、 5,880千台とほぼ前年並み(前年比99.3%)の需要が見込まれる。

2.普通・小型四輪乗用車

  1. 2001年の普通・小型四輪乗用車需要は 3,010千台・前年比 101.1 %になるものと推定される。
    これは、生産活動の減退やリストラの進行により厳しい雇用環境が続いたものの、年前半は実質所得の堅調な伸びにより個人消費が堅調であったこと、代替母体の増加が見られた、こと等による。
    普通乗用車と小型乗用車に分けてみると、普通乗用車は744千台、前年比96.6%、小型乗用車は2,266千台、前年比102.6%と推定される。
    これは、小型乗用車の新商品投入やモデルチェンジ効果が需要を喚起したこと等による。

  2. 2002年については、引き続き代替母体の増加や新車投入による下支え効果が期待されるものの、
    • 年前半は、所定外労働時間の減少や企業収益の悪化などから所得環境の悪化が続き、個人消費の伸びが見込まれない
    • 日本経済は構造改革の断行により不良債権処理やリストラが進行し、厳しい雇用環境が続く
      こと等のマイナス要因があることから、 2,964千台・前年比98.5 %と見込まれる。

    普通乗用車と小型乗用車に分けてみると、普通乗用車は710千台、前年比95.4 %、小型乗用車は 2,254千台、前年比99.5 %と推定される。

3.軽四輪乗用車

  1. 2001年の軽四輪乗用車需要は 1,270千台・前年比 99.1 %になるものと推定される。
    これは、厳しい雇用環境に加え、新規格車の効果が減衰した、こと等による。

  2. 2002年については、引き続き所得・雇用環境は厳しいものの、新型車の投入効果が継続すること、軽取扱いメーカーが増加すること等により、 1,290千台・前年比 101.6 %と見込まれる。

4.普通トラック

  1. 2001年の普通トラック需要は84千台・前年比 99.3 %になるものと推定される。
    これは、カーゴ系の需要は堅調に推移したものの、建設系を中心に公共投資や住宅投資が減少したことなどから需要が減退したこと等による。

  2. 2002年については、厳しい経済環境の中、需要の減退は否めないが、改正NOx法による代替需要が見込まれる、こと等から、89千台・前年比 106.0 %と見込まれる。


5.小型四輪トラック

  1. 2001年の小型四輪トラック需要は 970千台・前年比 95.5 %になるものと推定される。
    これは年後半に、RV系が個人消費の低迷から需要の落ち込みがみられたこと、積載系・バン系は生産や設備投資の減少により、需要が減退したこと等による。

  2. 2002年については、
    • RV系のモデルチェンジ効果が期待される
    • 積載系・バン系は、年後半には生産の回復に加え、設備投資のゆるやかな回復が見込まれ、需要減に歯止めがかかることが期待される
      こと等により、 980千台・前年比 101.0 %と見込まれる。

6.軽四輪トラック

  1. 2001年の軽四輪トラック需要は 570千台・前年比 97.2 %になるものと推定される。
    これは、中小零細企業の景況感が引き続き悪化した、こと等による。

  2. 2002年については、
    引き続き中小零細企業の景況感の回復が見込まれないことや、代替母体の減少が続くことが想定される
    こと等から、540千台・前年比 94.7 %と見込まれる。


7.大型バス

  1. 2001年の大型バス需要は 4.4千台・前年比 101.5 %になるものと推定される。
    これは、代替需要を中心に堅調に推移したこと等による。

  2. 2002年については、
    • 観光系、路線系とも代替需要を中心に堅調さが見込まれる
    • 改正NOx法による代替需要が見込まれる
      こと等により、5.0千台・前年比 113.6 %と見込まれる。

8.小型バス

  1. 2001年の小型バス需要は 11.6千台・前年比 94.8%になるものと推定される。
    これは、サービス業関連の需要が一巡したこと等による。

  2. 2002年については、代替需要が底固く推移することが見込まれる
    こと等により、12.0 千台・前年比 103.4%と見込まれる。

 

II.二輪車

1.二輪車総需要の動向

  1. 2001年の二輪車国内総需要は、774千台・前年比94.3%になるものと推定される。
    2000年の前年比93.6%に比べ減少率は縮小しているものの、若年人口の減少や使用年数の長期化にともなう代替需要の減少等による80年代後半からの低落傾向に歯止めがかかっていないためと考えられる。
  2. 2002年については、低価格車・大型スクーター等の、従来とは異なる各メーカーの新商品戦略が予想され、2001年から先送りになった代替需要の顕在化などもあり、二輪車国内総需要は812千台・前年比104.9%と見込まれる。


2.原付第一種

  1. 2001年の原付第一種の需要は、527千台・前年比94.4%になるものと推定される。
    これは新規需要の伸び悩みに加え、使用年数の長期化にともなう代替需要の減少によるものである。
  2. 2002年の原付第一種の需要は、550千台・前年比104.4%と見込まれる。
    これは新規需要や代替需要を喚起するため各メーカーが積極的な低価格戦略モデルを投入することが予想され、市場が下げ止まることが予測されることによるものである。

3.原付第二種

  1. 2001年の原付第二種の需要は、81千台・前年比79.3%になるものと推定される。
    これは業務用車輌の代替サイクル長期化と排ガス規制に伴うモデル数減少による個人ユースを中心とした需要の後退によるものである。
  2. 2002年の原付第二種の需要は、90千台・前年比111.1%と見込まれる。
    これは2001年に先送りされた業務用車輌の代替需要が見込めることによるものである。

4.軽二輪車

  1. 2001年の軽二輪車の需要は、83千台・前年比109.4%になるものと推定される。
    これは20代の若者に流行している二輪車をファッションの一部として捉え、主にタウンユースで使用するタイプの二輪車(ストリートモデル)と、近年、人気を博している250ccのスクーターが好調に推移したことで、市場全体が活性化したためである。
  2. 2002年の軽二輪車の需要は、90千台・前年比108.4%と見込まれる。
    これはストリートモデルが各メーカーから出揃った(モーターショー効果)ことと、小型二輪車からの流入が見られることにより、市場は引き続き拡大基調を続けることが予測されるためである。

5.小型二輪車

  1. 2001年の小型二輪車の需要は、83千台・前年比98.9%になるものと推定される。
    これは400ccクラスで軽二輪車への流出がみられるものの、401cc以上クラスに大型スクーターが投入され、全体の需要が横ばいとなったためである。
  2. 2002年の小型二輪車の需要は、82千台・前年比98.8%と見込まれる。
    これは2001年から引き続いた需要の継続が予測されるためである。

以 上

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