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福祉を取り巻く現状
「自立した生活」のカギとなる「移動の自由」
急ピッチで進む高齢化
2030年には3人にひとりが65歳以上
日本は、これまでに経験したことのないスピードで、急速に高齢化が進行しています。5年に一度公表される統計によると、2005年における65歳以上の高齢者人口は20.16%ですが、2015年にはこの比率が26.9%に急上昇する見込みです。つまり4人にひとりが65歳以上の高齢者となります。さらに2035年に高齢化率は33%を超え、3人にひとりが65歳以上という世界でも例のない高齢社会が到来すると予測されています。
その結果、移動に不自由を感じる人も一挙に増えてくると予想されます。自由な移動がままならなくなると、買い物や通院など、日常生活にも困難が生じてきます。自由に移動できる手段を確保することは、健康で豊かな高齢期を送る上で欠かせないことでもあるのです。
グラフ:高齢化の推移と将来推計
在宅の肢体不自由者は176万人
必要とされる快適で安全な移動手段
日本の身体障害者数(在宅)は約348万人。そのうち、在宅の肢体不自由者は176万人とされています。つまり、身体障害者の約半数が身体の運動機能に障害のある方たちです。彼らの中には、交通事故やスポーツ事故、あるいは脳溢血などによって後天的に障害を負った方も少なくありません。そうした人々が生活を楽しみ、意欲的に社会に参加するには、好きなときに自由に、そして快適に移動できる手段が必要です。
身体障害者の方が自動車の運転免許を取得するケースも着実に増えています。1995年に約20万件だった条件付自動車運転免許の付与件数は、2006年には約25万件に達しようとしています。障害者自らが運転できる車の必要性は、ますます高まってきているのです。
グラフ:障害の種類別にみた身体障害者数
グラフ:運転免許の条件付与件数の推移

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