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共同ステイトメント

欧州、米国、日本の大型車およびエンジンメーカーは、燃費改善を進め、温室効果ガスを削減するため、基準調和の更なる促進と協力を呼びかける。

東京、2014年10月29日-世界の主要な大型商用トラックおよびエンジンメーカーは、道路貨物輸送関連のエネルギー効率を効果的に改善し、燃料消費量を削減するために基準調和の更なる促進と欧州、米国および日本の規制当局間で協力を密にすることを呼びかけた。

10社を超える世界のメーカー首脳が東京に集まり、業界が直面している様々な重要課題として、燃費改善および温室効果ガスの排出削減、安全、ディーゼル燃料規格、そして大型車およびエンジンの規制と認証に関連したテーマについて議論した。

本会議は一般社団法人日本自動車工業会大型車特別委員会委員長(いすゞ自動車代表取締役社長)細井行氏を議長として開催された。商用車メーカーが直面している重要課題に取り組むべく、グローバルな案件について議論し、解決を推奨するための各メーカー首脳間による同会議は、今年で12回目を迎えた。

細井氏は会議を総括して、次のように述べた。「エンジン及び商用車メーカーは不断の努力により、排出ガスの低減、燃費の改善に確実に成果をあげてきた。そして我々はグローバルな課題である温室効果ガスの削減を更に推し進めるために、試験法や基準の調和に向け、速度を上げて取り組んでいくことを確認した。また、安全対策について今後継続的に協議していくことについても確認した。そして、これらの目標達成のためには、政府と業界間の協力こそが、最善の方法である。」

各メーカー首脳は、これまでの会議で達成された成果を踏まえ、下記の関連テーマについて議論を行った。

  • 燃費改善及び温室効果ガス排出削減
  • 安全対策
  • 重量ハイブリッド認証方法
  • ディーゼル燃料規格の基準調和
  • 重量車排出ガス試験法(WHDC)の導入

会議において合意された内容は次の通りである。

  • 重量車の燃費測定評価単位と試験法の基準調和に関する早急な取り組み
  • 安全に関する継続的な協議の実施
  • 重量ハイブリッド認証法の基準調和に向けた推進
  • ディーゼル燃料規格に関する継続的な議論の必要性
  • 重量車排出ガス試験法の拡大における協力の必要性

各メーカー首脳は、a)温室効果ガス排出削減について早急な取り組みの必要性を強調、b) 重量車排出ガス試験法の拡大のみならず、重量ハイブリッド認証法であるHILSの基準調和に向けた国連での取り組みについては、政府と連携していくことに合意、c)ディーゼル燃料規格の基準調和については国連での取り組みの進展を受け、燃料規格の整備に向けた継続的な議論の必要性を確認、d)安全に関して継続的に協議を実施していくことを確認した。

会議に出席した各メーカー首脳は、国際基準調和の推進のために国や地域の境界を超えて業界と政府が共同で取り組むことは、顧客及び世界環境のための改善の促進に寄与することを支持した。また、各極事務局に対し、専門家会議の継続を推奨することに合意した。

本会議には、欧州自動車工業会(ACEA)、米国トラック・エンジン工業会(EMA)、日本自動車工業会(JAMA)の事務局も出席した。

欧州自動車工業会(ACEA)のエリック・ヨナー氏は、2015年の本会議をブラッセルで開催する旨、各メーカー首脳への案内を行った。

 

本会議に関する詳細は、下記担当者までお問い合わせ下さい。

欧州 Cara McLaughlin ACEA +32 2 738 73 45
米国 Joe Suchecki EMA +1 312 929 1978
日本 Yoshihiro Yano JAMA +81 3 5405 6126