2020年版 日本の自動車工業
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日本自動車工業会調● ガソリン乗用車の平均燃費● 主な燃費改善技術● 乗用車の2020年度平均燃費目標値(1)単位:km/LCO2排出量削減に向けた自動車の燃費向上への取り組み自動車の燃費目標値は、乗用車、小型貨物車、重量車毎に、次期基準検討当時の最高燃費値を平均燃費目標とするトップランナー方式により決められています。現在は乗用車(2020、2030年度)、重量車(2015、2025年度)、小型貨物車(2015、2022年度)の平均燃費目標値が設定されており、これらの目標値達成のため、自動車メーカーは燃費改善技術開発や次世代自動車の投入等に努めています。なお、2030年度の乗用車の平均燃費目標値については、25.4km/L(2016年度実績比で32.4%の改善)と設定され、新たに電気自動車やプラグインハイブリッド自動車が規制対象となります。0km/L201030ガソリン乗用車(24.1%向上)2020年度目標値(3) 20.3km/L2009年度実績値 16.3km/L● 乗用車の2030年度平均燃費目標値(2)● 小型貨物車(車両総重量3.5トン以下)の  2022年度平均燃費目標値(4)0km/L201030小型貨物車(26.1%向上)2022年度目標値(5) 17.9km/L2012年度実績値 14.2km/L環境対策自動車燃費注:(1)JC08モード(P.37参照)による燃費値。(2)WLTCモード(P.37参照)による燃費値。(3)車両重量区分ごとの出荷台数比率が実績値の年度と同じであると仮定した場合の試算値。資料:経済産業省、国土交通省ころがり抵抗の低減・低ころがり抵抗タイヤ駆動系の改良・ロックアップ域の拡大・シフト段数の増加・CVTエンジンの効率向上燃費率の向上・直接筒内噴射 ・可変機構  (可変気筒、可変バルブ等)・過給ダウンサイジング摩擦損失の低減・ピストン&リングの摩擦低減・低摩擦エンジンオイルその他・電動パワーステアリング・アイドリングストップ空気抵抗の低減・ボディ形状の改良車両の軽量化・軽量材料の採用拡大・ボディ構造の改良注:(4)JC08モード(P.37参照)による燃費値。(5)車両重量区分ごとの出荷台数比率が実績値の年度と同じであると仮定した場合の試算値。資料:経済産業省、国土交通省0km/L201030乗用車(32.4%向上)2030年度目標値(3) 25.4km/L2016年度実績値 19.2km/L2000年度0102030405060708091011121314151617121416182022242612.713.213.813.914.214.314.814.915.616.617.118.219.821.322.422.422.61822.622.1● 小型貨物車等の2015年度平均燃費目標値(4)50km/L101520車両総重量3.5トン以下の貨物自動車(12.6%向上)2015年度目標値(5) 15.2km/L2004年度実績値 13.5km/L小型バス(7.2%向上)2015年度目標値(5) 8.9km/L2004年度実績値 8.3km/L● 重量車(車両総重量3.5トン超)の  2015年度平均燃費目標値(6)注:(6)JE05モードによる燃費値。(7)車両重量区分ごとの出荷台数比率が実績値の年度と同じであると仮定した場合の試算値。(8)現行(2015年度)目標値は従来の測定方法による燃費値、新(2025年度)目標値は新たな測定方法による基準値。(9)それぞれの目標値は出荷台数比率が、2014年度と同じと仮定して試算。2.50km/L57.510貨物自動車(12.2%向上)2015年度目標値(7) 7.09km/L2002年度実績値 6.32km/Lバス(12.1%向上)2015年度目標値(7) 6.30km/L2002年度実績値 5.62km/L● 重量車(車両総重量3.5トン超)の  2025年度平均燃費目標値2.50km/L57.510貨物自動車(約13.4%向上)2025年度目標値(8)(9) 7.63km/L2015年度目標値(9) 6.72km/Lバス(約14.3%向上)2025年度目標値(8)(9) 6.52km/L2015年度目標値(9) 5.71km/L資料:経済産業省、国土交通省注:過去の実績値をJC08モードに換算。国産車のみでの算出。31

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