走行中はこんなことにもご注意を
クルマの安全装備は優れた機能を備えていますが、その利点だけを見るのではなく、それぞれの使用上の注意点も覚えておきましょう。
思いやり・ゆずり合いの運転をしましょう
「あおり運転」は、重大な交通事故につながる危険な行為です。加害者にならないことはもちろん、被害者にならないためにも、安全な速度、十分な車間距離の確保とともに、相手の気持ちに立ち、思いやり・ゆずり合いの運転をしましょう。
アイドリングストップの際の注意点
アイドリングストップによるエンジン停止中はブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。ブレーキを離すとエンジンが再始動するので、絶対に運転席から離れないでください。やむを得ず運転席から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけて、セレクトレバーを「P」にしてエンジンを切ってください。
アイドリングストップ装置とは
車両を停車させると自動的にエンジンが停止し、発進時にブレーキを離すとエンジンが再始動する装置です。アイドリングによる排気ガスの発生や騒音を抑制し、燃費も向上させます。なお、アイドリングストップ機能がキャンセルされる条件がありますので、詳しくは取扱説明書をご覧ください。なお、ハイブリッド車では制御が異なります。詳しくは取扱説明書をお読みください。
段差を乗り越えるときは、徐々にアクセルを
段差を乗り越えるときは、クルマの動きを確かめながら、徐々にアクセルを踏んでください。踏み過ぎに注意しましょう。
長い下り坂はフットブレーキに頼りすぎないで
フットブレーキを繰り返し使用すると過熱し、ブレーキの効きが弱くなるおそれがあります。シフトダウンし、エンジンブレーキを使って、ゆっくり下るのがコツです。短い坂でもニュートラルに入れたり、エンジンを切ったりしないでください。エンジンを切ると、ハンドル操作やブレーキ操作が非常に重くなり、危険です。
上り坂、下り坂でのセレクトレバーは正しく
上り坂で前進「D」にしたまま惰性で後退したり、逆に下り坂で後退「R」にしたまま惰性で前進するような走り方はしないでください。セレクトレバーは走行状態に合った正しい位置で使用しましょう。エンストしてブレーキの効きが非常に悪くなったり、ハンドルが非常に重くなったりして、思わぬ事故につながるおそれがあります。坂道ではエンジンが始動していることをエンジン回転計などで確認してから発進しましょう。