自工会リリース

「ASEAN専門家派遣プログラム」に基づくタイへの専門家派遣について

平成12年10月17日

1.(社)日本自動車工業会(会長 奥田 碩)と(社)日本自動車部品工業会(会長 大野 陽男)は、ASEAN自動車産業の発展を目的とした「ASEAN専門家派遣プログラム※」に基づき、自動車分野のマネジメン トや生産技術、改善指導の専門家をタイに派遣する。

2. タイには、2000年10月19日(木)から2001年3月18日(日) の5ヶ月間を第一期として、日本人専門家8名をタイ産業連盟内タイ自動車工業会(タイ自動車研究所(TAI)と協力)に派遣する。

現地における具体的な活動として派遣専門家は、タイ側が指定する自動車部品製造企業に対し、次の内容の指導を行う。
(1)現地自動車部品産業の問題点の発見・確定を行い、改善指導を実施。
(2)1企業への訪問指導期間は約1ヶ月とし、原則、専門家派遣数は2 〜3人/企業とする。その後、改善のモニタリングのため、巡回指導を行う。

3.なお、この専門家派遣については、(財)海外貿易開発協会(JODC)の「産業構造改革支援専門家派遣事業」のスキームを活用することとしている。また、タイ側においては関係閣僚出席の下、「日本人専門家派遣事業発足式」が近く開催される予定である。

4.他の3ヶ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン)への派遣予定については、2001年4月より専門家の派遣が出来るよう、現地受け入れ機関の整備等の依頼、専門家の募集など具体的に準備中である。

※参考
「ASEAN専門家派遣プログラム」は、昨年実施された「アジア経済再生ミッション(団長 奥田 碩 日経連会長)報告書」に盛り込まれた中 小企業やモノづくりを支える人材育成が重要との提言や、本年5月にミ ャンマーで開催されたアセアン通産大臣会合において、深谷通産大臣(当 時)が発表した「日本/アセアン共同計画に関する10項目重点協力分 野」の中に、自動車分野における巡回型専門家派遣プログラムの推進が織り込まれたことを受け、準備してきたものである。

以上

 

 



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