自工会リリース


1999年5月20日

(辻会長)

冒頭、コンピューターの西暦2000年問題について、「自工会会員会社の製造した乗用車、トラック、バス、二輪車について『走る・曲がる・止まる』という基本性能に関して問題が発生するおそれのない事を確認した」旨の報告を行った。

グリーン化税制について

  • 自工会としては検討の段階から反対を表明。
  • 既に自動車には9種類もの過重な税金が課せられており、特に消費税と取得税は二重課税の状況にある。ユーザーへのさらなる課税となる税制には反対。

EU燃費規制について

  • 本日の理事会にて「前向きに対応する」、「欧州並の努力をする」ことで承認された。
  • 今後のプロセスとしては、6月24日/25日のEU環境大臣会合での承認が一つの目標となる。

競争力会議について

  • 余剰設備の廃棄等については、各社の自助努力で行われるべきと考えるが、土地の流動化問題も含め、その障害となる各種の規制については緩和を求める。

川崎公害訴訟について

  • 固定発生源と移動発生源の問題は非常に難しい問題であり、自動車に全く責任がないとは思っていない。
  • 自動車業界は、利便性を供給すると同時にその反面として公害性を持っている。
  • 従って、従来にも増して排出ガス対策の強化に力を入れていくことが、自動車業界に携わる者としての当然の務めと考えている。

以 上

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