自工会リリース

2000年4月27日

(辻会長)

自民党「ディーゼル車排気ガス対策(中間とりまとめ)」について

  • 先月16日に自工会の「ディーゼル自動車排出ガス低減に関する取り組み」を発表しており、関係各社はその実現に向け最大限の努力を傾注しているところである。

  • ユーザー等の負担軽減に配慮した支援措置にも言及されており、この点は高く評価している。

  • さらに、交通流の改善等、総合的な施策が講じられるよう、引き続き要望していく。

  • また、国と地方自治体との整合性、国際的な基準調和の観点、等についても充分配慮して頂きたい。

  • 今後、中央環境審議会にて新たな規制値が検討されるが、新長期規制が2年前倒しされた場合、新短期規制との間隔が狭まりことから、メーカー各社は新長期規制に向けた技術開発を開始することになろう。その為にも出来るだけ早く規制値を定めてもらいたい。

  • なお、その際には「NOxとPMが技術的に二律背反の関係にある」という点を配慮願いたい。欧州と日本のこれまでの規制値を比較すると、NOxは常に日本が厳しく、PMについては日本の方が緩やかであるが、今後、日本においてPM対策をより強化するとなった場合、NOxの低減率が緩和されないとその達成は技術的難しいと言わざるを得ない。

会長任期4年を振り返り

  • 相当大きく自動車産業の業容が変化した4年間であった。自動車産業だけではなく、他の産業も同様に変わったのだと思う。

  • 印象に残ったこととしては、省エネ法改正にあたり規制値をめぐり政府との間でいろいろなやり取りを行った。また、EUとの間でもCO2排出問題について議論を重ねた。4年間大変気持ちよく働かせて頂いたと思っている。感謝申し上げる。

以上


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