自工会リリース

2001年2月15日

米国自動車市場について

(奥田会長)

  • 本年は前半期は減速感が出てくるだろうが、後半期には復活し、緩いV字型の回復になるのではないか。
  • 現時点では年間の販売目標を修正する予定はない。
    対米輸出について
  • 現段階では各社の計画は変わらないと思う。

国内景気について

  • 12月までは経済は緩やかな回復基調で軌道に乗っているという表現だったが、ここに来て踊り場に来ているという表現に変わってきている。
  • 日本の経済については慎重な見方が必要だと思う。

国内自動車販売について

  • 現時点では昨年発表した2001年需要見通しを修正するつもりはない。

GM加入について

  • 自工会の定款に照らし合わせてみると、GMJapanは製造をしていないので、会員資格はない。
  • トヨタは欧州自工会に加入したいと2回サウンドしたが、向こうで販売、開発、生産しているものの、欧州自工会の結論は×だった。
  • 日米欧の3自工会で一度会員資格の見直しを行い、結論を出したい。
  • GM加入問題は理事会マターであり、最終的な判断は3月になるのではないか。

リコール問題について

  • リコール問題が頻発して出てくることについては、自工会会長としてお詫び申し上げなければならないと思っている。

森政権について

  • 原潜事故の対処の問題は早く片づけてもらい、補正予算の残りの部分の早期執行と本年度予算の早期確立を早くお願いしたい。

中国における二輪車コピー問題について

  • 中国のWTO加盟により、知的所有権問題を解決することが国際的な要請となっている。
  • 従来二輪メーカーが個々にコピー問題の対策をお願いしてきたが、11月には政府にコピー問題取締本部ができたので、そこで重点的にやってほしいと当局にお願いしている。
  • 自工会は二特委を中心に前回ミッションを出したが、アジア各国との関係もうまく処理できるよう、中国当局とよく相談しながら問題を解決していきたい。

フロン回収について

  • 費用徴収の時期については検討中で結論は出ていない。
  • 自動車リサイクル法が今月具体化してくるので、これと一体化する形でフロン問題の処理をしたい。

以上


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