2050年カーボンニュートラルシナリオ
自工会では2050年カーボンニュートラル(CN)に向けた多様な選択肢の客観的かつ定量的な把握のために、2022年にエネルギー分野で国際的に評価の高いシンクタンクである「日本エネルギー経済研究所」に委託し、3つのシナリオ(CN燃料の積極活用、電動化の積極推進、完全な電動化)に基づき、先進国や新興・途上国の状況等も踏まえた分析を行い、公表してきました。
この度、前回分析(2022年版)の公表から約4年が経過し、2022年に行った分析の基本的構造は維持しつつも、最新の市場動向の反映やCO₂排出量の評価手法の改善を行い、3つのシナリオに基づくCO₂排出量のIPCC1.5℃目標*1との整合性を再評価しました。
その結果、2022年の分析から引き続き、世界全体の道路交通のCO₂排出量削減は、電動化を急速に進めるシナリオだけでなく、HEV・PHEVとCN燃料を有効活用するシナリオでもIPCC1.5℃目標に整合的になり得ることが分かりました。
また、先進国ではいずれのシナリオでも2050年にCNに近い水準までCO₂排出量を削減可能であり、販売・保有台数が著しく増加し、電動化が難しいとされる新興・途上国においても、CN燃料供給ポテンシャルを効果的に活用することで、IPCC1.5℃目標にも整合的になる可能性を確認しました。
自工会としましては、選択肢を狭めることなく、各国・地域がそれぞれの事情にあわせたカーボンニュートラルへの道筋を検討することが肝要と考えております。
*1 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第3作業部会-第6次評価報告書で分析された、科学的に検証されている世界の1000以上のシナリオのなかから、1.5℃目標に整合的なシナリオとして、政策決定者向け要約で示されているもの。
<各国・地域別 分析結果>
- 付属資料1:日本 (日本語版)/(English)
- 付属資料2:ASEAN (日本語版)/(English)
- 付属資料3:欧州先進国 (日本語版)/(English)
- 付属資料4:北米(日本語版)/(English)
- 付属資料5:他欧州・ユーラシア(日本語版)/(English)
- 付属資料6:中国(日本語版)/(English)
- 付属資料7:インド(日本語版)/(English)
- 付属資料8:他アジア・太平洋(日本語版)/(English)
- 付属資料9:中南米(日本語版)/(English)
- 付属資料10:中東(日本語版)/(English)
- 付属資料11:アフリカ(日本語版)/(English)
- 付属資料12:世界(日本語版)/(English)

